お知らせ

11月のニュースレター「なんで紅葉すんねん」

              「シカ狩り」とか「イチゴ狩り」とかなら分かりますが、「モミジ狩り」って食えもしないのに名乗るなァ!と思っていたら、モミジの天ぷらが存在するようです。すんませんした。

              秋になると紅葉(コウヨウ)が進み、紅葉(モミジ)が赤く色づきます。ややこしいぜ。しかし、光合成のために緑色をしているのに、なぜわざわざ緑を捨てて赤く染まるのでしょうか。

              自然界の生物は基本的に無駄なことをしないため、オシャレとかではない理由があります。まず気温が低くなると、モミジの葉の中で緑色のもとになる物質「クロロフィル」が分解され始めます。そして代わりにモミジは、「アントシアニン」という赤色のもとを作り出すのです。緑色を失った葉っぱは太陽の光を上手く吸収できず、逆に強すぎる光がダメージになってしまいます。赤色は太陽の光を和らげる日傘の役割を果たし、葉っぱを守っているのです。

              また、赤色は「俺とか食うとヤバいぜ」という警告色の意味合いを持つという説もあります。真っ赤な毒キノコみたいなものです。これで有害な虫などが寄って来て食べられたりするのを防いでいる可能性があるそうです。

              まあ、人間はモミジを天ぷらにしてバリバリいくんすけど。